♡3♡犬の実験で人間の心がわかる?パブロフの有名な研究

こんにちは。

前回は、サルが温泉に入るとストレスが下がる可能性がある、という研究を紹介しました。

動物の研究から、人間の心の仕組みが見えてくることがある――
そんなお話でしたね。

今回は、動物研究の中でも特に有名な実験を紹介します。

それが、ロシアの生理学者
イワン・パブロフ
による犬の実験です。


ベルを鳴らすと犬がよだれを出す?

パブロフは、もともと「消化」の研究をしていました。

犬に食べ物を与えると、自然とよだれが出ますよね。
これは当たり前の反応です。

ところが、研究を続けているうちに、少し不思議なことが起こりました。

犬は、食べ物を見る前から、
「これからエサが来る」と予測すると、よだれを出すようになったのです。

そこでパブロフは、ある実験を行いました。


実験の内容

  1. ベル(音)を鳴らす
  2. その直後にエサを与える

これを何度も繰り返します。

するとどうなるでしょうか?

最初は、犬はベルの音に特に反応しません。
しかし繰り返すうちに――

ベルの音だけで、よだれを出すようになったのです。

これは「条件づけ」と呼ばれる

この現象は

条件づけ(条件反射)

と呼ばれています。

本来は

  • エサ → よだれ(自然な反応)

だったものが

  • ベル → よだれ(学習された反応)

に変わったのです。

つまり犬は

「ベルの音=エサが来る」

と学習したわけです。

実は人間にも起きている

この仕組みは、実は人間にも当てはまります。

例えば

  • スマホの通知音が鳴ると気になる
  • 好きなお店の前を通るとお腹がすく
  • 嫌な場所に行くと気分が落ちる

こうした反応は、すべて

過去の経験と結びついた学習

と考えることができます。

私たちは気づかないうちに、日常の中で「条件づけ」を繰り返しているのです。


動物研究から見える人間の心

パブロフの研究は、犬の実験でした。

しかしそこから

  • 学習の仕組み
  • 行動がどのように変わるか

といった、人間の心理の基本が明らかになりました。

動物の研究は、人間の心を理解するための大切な手がかりになるのです。


おわりに

サルのストレスの話、そして今回の犬の学習の話。

動物たちの行動は、一見すると人間とは違うように見えますが、
実は共通する部分も多くあります。

心理学は、そうした共通点から「心のしくみ」を探っていく学問とも言えます。

パンチ君も、エサの時間になるとソワソワしているのかもしれませんね。


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